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​中西ゼミ指導教員

​中西善信

​教員紹介

中西善信 経営学部経営学科准教授

研究分野:経営学/経営組織論・組織行動論

研究キーワード:実践コミュニティ/知識移転/組織学習/公共調達/説明責任/正統性

学歴:京都大学 学士(理学)

   放送大学 修士(学術)

   神戸大学 博士(経営)

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経歴

日本空輸株式会社(ANA)、航空交通管制協会、国際民間航空機関(ICAO)飛行方式パネルアドバイザー、

宇宙航空研究開発機構(JAXA)客員研究員、電子航法研究所(ENRI)客員研究員、長崎大学経済学部准教授、等

 

著書

『知識移転のダイナミズム:実践コミュニティは国境を超えて』(2018)白桃書房

​教員からのコメント

相手の立場や感情を想像する。その上で自分も他人も尊重する。そんな姿勢を身に付けてもらいたいと思います。

お知らせ

​中西先生の著書、『公共調達の組織論:正統性とアカウンタビリティの罠』(千倉書房)が先日出版されました。

​以下、中西先生からのコメントです。

ゼミで学ぶ内容とはかなり異なりますが,本年8月発行の,『公共調達の組織論:正統性とアカウンタビリティの罠』(千倉書房)を紹介させてください。

本書は,「組織はなぜ,さらなる問題の落とし穴に陥ると分かっていながら外部からの圧力に従ってしまうのか」という問題意識に応えようとするものです。このようなテーマを,公共調達(入札)を題材に検討していますが,同様の問題はいたるところで起きています。たとえば「はじめに」は,私自身が直面したこんな経験の語りから始まっています。

 

“職場における受動喫煙対策がまだ十分でなかった2000年代中頃のことである。この職場では資料室が喫煙場所と指定されていた。しかし十分な換気装置が備わっていたわけではなく,たばこの煙が日常的に漏れ出していた。耐えきれなくなったある職員が空気清浄機設置等の対策を管理者に願い出たところ,その願いはむなしく却下された。管理者曰く,「現状で君が肺がんになったとしても,組織としての管理責任は問われない。しかし,ひとたび空気清浄機を設置してしまうと,組織として受動喫煙のリスクを認識していたことになる。つまり,君が肺がんになった場合,組織としてリスクを存置した責任を問われてしまう」と。つまりこの管理者にとっての関心事は,職員の健康リスクではなく,何かあった場合に組織や自分自身の責任を追及されることなのであった。”(本書「はじめに」より引用)

「そんなバカな」と思うかもしれません。しかし,オトナ社会ではごくありふれたなの風景です。
「はじめに」のページをめくって,面白そうだったら中身へと進んでみてください。

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784805112656

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